オーナーデザイナー 篠田恵美

アンジェリーナのオーナー兼デザイナー。
彼女の宝石やジュエリーに対する考え方を紹介いたします。

篠田恵美のプロフィール

篠田恵美
 
東京生まれ。中等科から聖心女子学院に学ぶ。
調金・ジュエリーデザインをNY、イギリスの
ブライトンで学び、ヴァンクリーフ&アーペル東京本社
での勤務を経て、独立。
1993年
オーナーデザイナーとして、
六本木に『ジュエリー・アンジェリーナ』を開業。
1998年
店舗を青山に移転し、「Angelina表参道」としてリニューアルオープン。
2000年
百貨店にて取り扱いのプリザーブドフラワー・
Vita Rosa(ヴィータ・ローザ)』の
日本チーフ・デザイナーとして活躍。
宝石のイメージ図
2002年
一家で渡米した先で感銘を受けた、
ネイティブアメリカンの血を引く
バーバラ・オーエンとの出会いをきっかけに、
アメリカ発祥のクリスタル・ヒーリングの知識を学ぶ。
2005年
帰国。クリスタル・ヒーリングを基礎としたジュエリー
制作活動に転向。
現在も、ヨーガ哲学の基礎となっている紀元前400年の
歴史を持つチャクラシステムや、 アメリカの成功哲学など
を体系的にまとめたクリスタル・ヒーリングを用いて、
独自に“願いを叶えるジュエリー”をテーマに
オリジナル作品の創作や、一人一人の波動にあった
カウンセリング・オーダー制作を行なっている。
2007年
L'Antride de Monaco社の日本総代理店
L'Antride Japon』のPRマネージャーに就任。

私の宝石物語

篠田恵美私は幼少の頃から童話が大好きでした。
グリム童話にアンデルセン、オスカーワイルドに宮沢賢治や千一夜物語・・・
毎晩、頭の中に異国への憧れと数々の物語を思い描きながら、
「青い鳥のチルチルの帽子についている宝石や、
船乗りシンドバットのダイヤモンドの谷・・・、
願いを叶える指輪の精が宿るアラジンの魔法のリングって、こんな感じかしら?」
「お姫様がお守りに身に着ける宝石のペンダントってどんな物だろう?」

そんな風に、物語に登場するジュエリーを想像していました。

宝石のイメージ図実際に私が本物のジュエリーに魅了されたのは、
まだ小学2年生の時。
母の引き出しから大事にしまってあった真珠のイヤリングを
手に取って見た瞬間です。
その滑らかな7色の色彩を放つ乳白色の真珠を見た時、
私はそれが明らかに自分の持っているアクセサリー(=人工のパール)
とは全然違う光を放っていることに気づき、母には内緒で持ち出して、
鏡の前で何度も合わせては夢中になって遊びました。

——————初めて味わう、本物の輝き。

しかし幼かった私は、あろうことか、そのイヤリングを片方なくしてしまったのです。
ひどく怒られるのを覚悟で、思いきって打ち明けた時の母の落胆した悲しそうな顔は、
今でも忘れられません。
それは、母が亡くなった大好きな祖父から16歳の誕生日にプレゼントされた思い出の宝物
だったのです。
そっと絹のハンカチに包んでしまわれていた真珠・・・。
母はそれをあまり身に着けることはなかったのですが、きっと事あるごとに取り出しては
亡き祖父を思い出し、自分を元気づけていたに違いないのです。
私はその頃から、どんな小さな宝石にも魂が宿っているのだと・・・
思いを込めて大事に持っている人を守ってくれる不思議な力があることを感じていました。

それから、中学3年生の時。
父に連れられて自分の足に合う靴を探しに出かけた時の話です。

当時、私には自分の体に対する非常に大きなコンプレックスがありました。
身長が170cmにも届きそうで、足のサイズも25.5cmと男子並みに大きく、いわゆる巨大な体型。
そんな私を連れて父が向かった靴屋。
・・・いつもの様に、ちょうど良いサイズの靴はやはり無し。
さらに何軒もかけて探し回りましたが、当時は今のように大きいサイズでオシャレな靴など全然なくて、
やっと見つけたものは、まるで男性が履く軍隊靴のようなハードなデザインでした。
同い年の娘たちが好むような可愛いデザインの靴がどうしても履きたかった・・・。
多感な年頃だったこともあり、自分の大きな足への悩みに乙女心は傷つきました。
店を出て、ため息をついて深く落ち込む私を見かねた父は黙ってそのままデパートへ寄り、
小さなルビーの指輪を買ってくれたのです。

初めての指輪。

そのルビーは本当に小さかったけれど、まるでイチゴのように可愛らしい赤い輝きは、
みるみる私を元気にしてくれました。

その後、私は反抗期に突入し、厳しい父とはたくさんケンカをしたけれど、
そんな時は、父に買ってもらったあの小さなルビーが
『忘れないで。いつだって、あなたはパパから愛されているのよ』
と、いつも指の上でささやいてくれたように感じます。

それから入学式に成人式、卒業式に入社記念、ボーイフレンドからのプレゼントに、
自分で購入した初めての一人旅記念など・・・
人生の節目節目で数々の素敵なジュエリーたちに出会いました。
その中で、紛失してしまったジュエリー・ある日こつ然と消えたジュエリー・石が割れてしまった
という印象深いジュエリーもありますが、
今思えば、その宝石たちはその時に私に必要だった何かを伝えてくれたように思えるのです。
生きている宝石からのメッセージです。

たくさんの人たちとの出会いや、一見 Bad Luck のように見えることも、
偶然ではなくすべて必然。

私が成長するために必要だったことと思うように、ジュエリーとの出会いや別れも、
やはり単なる装飾品としての関係ではなく、私がその時の必要な自分を表現する為や、
現状で何か気づきを得る為や、次の自分へとステップ・アップする勇気を出す為に起こったこと、
すべて必然だと思えるのです。

皆さんも、お持ちのジュエリーをそんな風に感じた事はありませんか?
あなたの人生を彩るジュエリーのひとつをアンジェリーナで選んで頂けたら、
本当に幸せです。